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グラフィックデザイナー・小川竜「平田 弘史 先生への想い」Vol.08

 平田先生が山だとしたら、間違いなくMount Everestです。遥か遠方に垣間みる神々しいまでのその外観は気高くもあり、有り難くもあり、言葉を飲み込んで、ただひれ伏します。   並の力量では近づくことさえ叶わぬ最高峰の存在。私のように「人間力」が伴わない者が先生を語る時は、「激しい揺り戻し」を覚悟して取り組まなければいけないと肝に銘じています。   一太刀で打ちのめされてしまう力を備えた相手との距離を保つ方...

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松本品子の弥生美術館「平田弘史展」準備日誌(VOL.8)

 さて、激動の平田邸訪問から2週間後、出版社の青林工藝舎さんをお訪ねしました。玄関を入ると早速看板犬の柴犬(!)がお出迎えしてくれました。率先して私たちを応接室に案内してくれた柴犬・らっちゃんは、犬好きの私には目もくれず、松永氏ばかりにじゃれつきます。しかし、やけに無口な松永氏……。そういえばこの間、犬が苦手と言っていました。 やがて手塚社長と打ち合わせが始まりました。壁にはしりあがり寿先生の掛け軸...

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綿引勝美の平田弘史先生回想記(Vol.7)

画稿のコピーから文字を切り抜く 青年漫画誌を創刊した出版社は、それ以前に大衆小説誌を発行していた。世はあげてビジュアル時代。その増刊号として青年漫画誌は誕生する。そうした状況もあり、青年漫画誌に掲載した劇画や漫画のフキダシ内の文字(ネーム)は明朝体が使われるのが普通だった。 それに対し少年漫画誌の場合は、アンチック体という太目の文字を使っていた(ただし平仮名のみ。漢字はゴシック体)。少年の読者の目...

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グラフィックデザイナー・小川竜「平田 弘史 先生への想い」Vol.07

 人は何かに魅せられて瞬間の幸福感に満足します。私の場合は美しいものに魅せられている時です。その中でも機能美を感じた時が特別に興奮します。なにげなく身近なものを眺めていると、達人達の色々な工夫を凝らしたものが沢山目に触れてきます。 昔も今も「物造りの熟練者」の仕事は人の「感性」に心地よい風を吹き込んでくれます。それだけではなく、自分もさらに努力しなければ恥ずかしいことを学ばせてくれます。 何度読み...

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松本品子の弥生美術館「平田弘史展」準備日誌(VOL.7)

 平田先生は、原画作品を大量にしかも長期間貸し出すのは心配だとお話しされました。もし何かあったら、もし火事で焼失したら……。先生は本当に心配そうで、このままだとどんどん雲行きが怪しくなりそうです。前回私は「思いもよらぬお言葉」と書きましたが、本当ではありません。貴重な作品を長期間手放されるわけですから、ご心配されるのは当然で、皆様覚悟の上で、お貸出しくださるのです。 先生のお言葉はご尤もであり、これ...

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綿引勝美の平田弘史先生回想記(Vol.6)

『武士道無惨伝』をまとめる 昭和42(1967)年から翌43年にかけて平田弘史は、「コミックMagazine」(芳文社)誌上に、柴田錬三郎、南條範夫、滝口康彦、白井喬二らの小説を基にした作品を描き続けている。戦国時代に生きた武士達の悲哀、武士道に縛られて生きなければならない武士達の苦悩は、「士魂物語」シリーズ(日の丸文庫)がベースとした主題選びであったに違いない。 ところで平田は、昭和37(1962)年9月公開の『切腹...

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グラフィックデザイナー・小川竜「平田 弘史 先生への想い」Vol.06

 平田先生信奉者の私としては画集「武士」は大変有り難い本です。この一冊が年老いた私の体内の活力を若返らせてくれます。50年以上の間、先生を「劇画作家」の最高峰だと信じて疑わなかったことに間違いはありませんでした。  先生の作品を見るにつけ、「創作の仕事」とは、このように丁寧に時間をかけ、その足跡を無言で示すこと。ミケランジェロの彫像を彷彿させる、騎馬に股がる信長。ペン画でここまで描くことの出来る先生...

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松本品子の弥生美術館「平田弘史展」準備日誌(VOL.6)

 3月3日、ひな祭りの日。平田先生とひな祭りの可愛い意外な組み合わせに、ウキウキ半分緊張半分で、私は松永氏とともに、平田邸へ向かいました。 ファンの皆さんには周知の通り、先生は伊東市富戸にお住まいです。最初それを知った時は、準備で往復する交通費や作品の輸送にかかる経費の面で、一瞬不安がよぎりました。でも、ギリギリなんとかなりそうです。富戸で良かったです。JR伊東線から見える、早くもほぼ満開の桜を眺めつ...

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綿引勝美の平田弘史先生回想記(Vol.5)

 2作ある『刃返し斬法』 漫画、劇画のアンソロジーが流行ったことがある。というより、時代漫画、劇画の長編は大手出版社が独占している状況で、コミック誌を持たない出版社からの刊行には無理があった。そこで提案したのがアンソロジーというわけだ。 そんなシリーズのひとつに学研(現・学研プラス)の歴史群像コミックス「傑作時代劇画セレクション」がある。「The忍者」、「The幕末」、「The浮世」、「The剣鬼」をまとめさ...

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グラフィックデザイナー・小川竜「平田 弘史 先生への想い」Vol.05

 編集者の方々を除いても皆様方の中には先生とお目にかかった事のある方が数名いらっしゃると思います。非常に勇気のある方とお見受け致します。私は40年何なんとして先生を信奉して参りましたが、まだ一度もお目にかかった事がありません。 さて何と申し上げてよいやら、負け惜しみでなく羨ましく有りません。私は決して先生とお目にかかる事はないでしょう。 Imageしてみてください。例えば教会に行って牧師が「信者の皆様、...

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松本品子の弥生美術館「平田弘史展」準備日誌(VOL.5)

 かくして「平田弘史応援隊」は、発起人代表の戸田氏をはじめ、古くからの沢山の平田ファンの皆様が呼びかけ人となって結成されることとなりました。皆様平田先生を愛する熱き方々ばかりです。今回の「平田弘史応援隊」は、生誕80年&劇画家60年の記念として弥生美術館で開催される「平田弘史展」の広報活動のために結成されたものであります。そして、その窓口となるのがこのHPです。特別な支援や応援をお願いするものではありま...

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綿引勝美の平田弘史先生回想記(Vol.4)

失なった平田作品の切り抜きとの再会 平田弘史が上京したのが、昭和40(1965)年のことである。日の丸文庫の貸本劇画誌「魔像」などに描いていた平田だったが、すでに斜陽となっていた貸本漫画に見切りをつけての上京だったという。そんな平田に転機が訪れたのは翌41年のこと。青年漫画誌「コミックMagazine」編集部からの原稿依頼があったのだ。依頼の電話に「はい、平田です」と応えると、編集者からも「私も平田です」と返って...

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グラフィックデザイナー・小川竜「平田 弘史 先生への想い」Vol.04

 先日、先生の動画を見させて頂きました。先生に対してはfanや私のような信奉者などその立ち位置は様々で良いとは思いますが、信奉者ともなると、正にイエス様が生きて降臨されたかのような神妙な面持ちで受け止めずにはいられません。お元気なご様子をうかがう事ができ、感涙に耐えません。酒を飲もうが、歌を歌おうが、散歩が出来ずに落ち込もうが、どうぞお好きに生活を楽しんで頂きたい。私に金が有れば、何とでも致しますの...

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松本品子の弥生美術館「平田弘史展」準備日誌(VOL.4)

 平田邸出陣の準備のさなか、展覧会をより一層盛り上げるため、松永氏より「平田弘史応援隊」結成のご提案をいただきました。わぁ、カッコいい! そこで2月下旬、松永氏と私は平田邸出陣の前に、心強き助っ人・戸田利吉郎氏をお訪ねすることにいたしました。皆様もご存知の通り、戸田氏は少年画報社の社長さんで、平田作品を心から敬愛する熱烈な平田ファンであります。 『増刊ヤングコミック』において平田番として数々の傑作...

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