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綿引勝美の平田弘史先生回想記(Vol.4)

失なった平田作品の切り抜きとの再会
 平田弘史が上京したのが、昭和40(1965)年のことである。日の丸文庫の貸本劇画誌「魔像」などに描いていた平田だったが、すでに斜陽となっていた貸本漫画に見切りをつけての上京だったという。そんな平田に転機が訪れたのは翌41年のこと。青年漫画誌「コミックMagazine」編集部からの原稿依頼があったのだ。依頼の電話に「はい、平田です」と応えると、編集者からも「私も平田です」と返ってきたという。後にワニマガジンの社長となった平田昌兵からの電話だった。
 さて、その頃の私は、大学に通いながらも漫画研究会の一員として、漫画三昧の日々を送っている。「大学生が漫画を読んでいる」とマスコミが騒いだ頃のことだ。かくいう私も「アサヒグラフ」のインタビューを受け、『古事記』など日本の古典を漫画にしたいなどと語っている。
 そんな日々の中で「コミックMagazine」の創刊を知り、その中に平田弘史の作品を見つける。早速、平田作品を切り抜き、和綴じで合本にして楽しんでいた。大学卒業後、秋田書店に入社。平田ファンだという先輩編集者に貸したところ、3冊もの合本を古本屋に売られてしまう。怒ったところで合本は戻らない。それから神田の古書店街を探し回る日々が続く。幸い同好の士が集めた切り抜きを見つけて購入。今では紙焼けが目立つ切り抜きだが、平田の武士道無惨伝などをまとめる際の私の大切な資料となっている。

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