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グラフィックデザイナー・小川竜「平田 弘史 先生への想い」Vol.13

 先日、幸運にも平田先生が20代のときの作品と出会いました。来年傘寿を迎える先生の作品は、遠い昔のことのように思えますが、なぜか20代のその作品が私には一年ほど前の作品にしか感じないのです。
 それは、毎週好きなTVドラマを待ちこがれるような、先生の作品を頁を捲っていくと段々残り少なくなっていくのを恨めしく思いながら、「次は、何時発売されるのだろう? もっともっと、何千頁も読みたい」と思ったものでした。  
 若かりし頃の先生の作品は今想っても、はっきりとその当時の私の感情を呼び起こしてくれます。ちょっと背伸びして飛び抜けた「漫画少年」だった私は、他のだれよりも平田先生の一番のファンであると自負しており、他の人気作家と比べたりしたことは一度もありません。「特別な人」……そんな想いが当時の私の人生に「希望」をもたらしてくれたのです。
 現在の「黒田三十六計」や「薩摩義士伝」など珠玉の作品は、素晴らしいものです。しかし、20代の作品は、たんに面白いだけでなく、その奥に漫画少年たちへ自身の光り輝く素質や可能性を発見、信じさせてくれる何かがあったのです。
 若い時代の未熟なときに花開く何かが潜んでいる。それを感じることが出来たとき、「希望」というかけがえのない人生の宝物を得ることが出来るのでは……。
 若き日の私に希望を与えてくださった、平田先生の20代の作品に最敬礼をせずにはいられません。
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