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綿引勝美の平田弘史先生回想記(Vol.14)

「クロちゃん、ちょっと上がってくれいっ」

「週刊少年キング」連載の『弓道士魂』といえば、担当編集者の黒川拓二を外すことはできない。その黒川氏と久々に会ったのが、少年画報社創立70周年記念としてまとめた『ヤングコミック・レジェンド 上村一夫表紙画大全集』の編集・執筆時のことだ。上村一夫の『青春横丁』、『関東平野』を担当した黒川氏。「上村さんと燃えちゃった4年間でした」という言葉をもらってインタビューを終了。その後、若かりし頃にタイプスリップした私と黒川氏は、四ツ谷三丁目界隈の居酒屋にしけ込み、さらに思い出話が尽きない。
 そこで飛び出してきたのが『弓道士魂』の取材時のエピソードだ。まず舞台の三十三間堂を肌で感じたいという平田弘史の要望で京都へ行き、昼前から夕方まで取材。しかし、「通し矢」は24時間行うもの。そこで、翌早朝の三十三間堂を見るため急遽一泊することになったという。「クロちゃん、ちょっと上がってくれいっ。射士の勘左になったつもりで構えてくれいっ」平田の声色まじりで黒川氏が話し出す。三十三間堂の縁に座って弓の構えをすると平田氏がスケッチを始める。射手と建物のバランスを把握するためとは思っても恥ずかしかったと笑う黒川氏。何事にも実体験しなければという平田弘史の姿に迫力を感じたと語ってくれた。
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▲黒川拓二氏(元「週刊少年キング」編集長)のインタビューも掲載された、完全版『弓道士魂』(マガジン・ファイブ、2006年)。
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