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綿引勝美の平田弘史先生回想記(Vol.23)

平田弘史の描くギャグ調作品!!

 平田弘史の珍しい作品を紹介しよう。日の丸文庫の「まんが39(サンキュー)」(昭和38〈1963〉年8月号。例のごとく発行年の記載はないが、扉絵に「昭和三十八年」と平田自身が描き入れている)に発表した『がんばれ田吾作物語 その1 田吾作剣法』がそれだ。
 平田弘史には珍しいギャグ調のキャラクター、山田村の田吾作が主人公。父の仇を討ちたいと剣術修行のために道場に入門する。しかし、田吾作に剣の才能はない。3年たっても腕の上がらない田吾作に松の木を木刀で突けと教える道場主。「一念岩をもとおす」というが2年で松の木に穴を開けた田吾作は仇の無頼流の道場主と対決、見事に仇を討ち果たす。ギャグ調の主人公とその周りを固める道場主や道場仲間のリアルな描写のアンバランスさが奇妙な笑いを生み出している。昭和54(1979)年には『平田弘史のギャグマンガ』(月刊COMIC AGAIN、みのり書房)を描いた平田。ギャグのセンスはこの頃から発揮されていたのだ。
 ところで、同誌には、もうひとつの見所がある。『バカンス特集 幽霊物語』だ。平田は扉絵とカットを担当。一時期は挿絵画家を目指した平田。筆のタッチを生かした描写は一見の価値がある。
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▲「まんが39(サンキュー)」に掲載された『田吾作剣法』の扉絵
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